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飲酒運転Q&A

Q、 そもそも、なぜ飲酒運転はいけないの?

もちろん飲酒運転は危険だからです。では、なぜ危険かといえば、お酒がもたらす影響により正常な運転ができにからです。「酒気帯び運転」の基準以下でも、70%の人が平常時に比べ、運転操作ミスが多くなったという実験結果があり、また、ビール2杯を飲ませて道路標識をチェックさせたところ、飲酒前は95%チェックできたものが、飲酒後は62%に低下したという実験結果もあります。

お酒が身体にもたらす影響としては、次のようなものがあります。

●視覚・聴覚などの感覚機能の低下
運転でもっとも大事とされる視覚の機能が減退します。人間は情報の80%を目から取り入れていますので運転に支障をきたす可能性があります。
信号を誤って見落としたり、横断している人などに気づかないなどの現象が起こる可能性があります。
●運動機能の低下
運動機能の低下が起こります。ブレーキをかけようと思ってから実際にブレーキをかけるまでの反射速度などが遅くなるので事故を起こす可能性は高まります。

●判断力・注意力の低下
体内に摂取されたお酒は脳に影響を与えます。具体的には判断力が鈍ってしまったり、スピード感を感じなくなってスピードを出しすぎてしまう。
さらに注意力の低下・集中力がもたないなどの影響を出します。

●精神の高揚
普段自分を律していたものが取り払われて開放的になり、精神が高揚したりする人がいます。
このような場合、運転が荒くなったり、スピードを出しすぎるなど非常に危険な状態になります。

よく千鳥足で歩きながら、自分は酔ってないと言い張る人がいるように、酔ってない時との変化は自分では気付きにくいものです。
酔ってる酔ってないを判断基準にしないで、飲んだか飲んでないかを基準にしましょう。


Q、 飲酒運転はどのぐらい危険なの?

どのぐらいと正確に言うのはむずかしいですが、危険であることの一例として警察庁の発表している飲酒運転の有無における死亡事故率(死亡事故数÷事故件数)を見てみましょう。
飲酒運転なしの場合は死亡事故率0.6%(「平成19年」以下同じ)、一方、飲酒運転の場合は5.69%で飲酒なしの場合の9.4倍、酒酔い運転にいたっては、死亡事故率20.71%で飲酒なしの場合に比べて34.4倍ということです。



Q、 自転車や馬でも飲酒運転になるの?

自転車でも飲酒運転になります。
道路交通法第65条第1項 では、「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と定められております。
この車両とは、いわゆる自動車だけでなく、軽車両である自転車、さらにトロリーバス(架線から供給される電力により、かつ、レールによらないで運転する車をいう。)や路面電車なども含まれるので、自転車でも飲酒運転になります。
最近は無謀な自転車の運転での死亡事故なども注目されています。
数千万円単位の賠償金を支払うような事故も起きているようなので注意しましょう。
あまり事例として聞いたことはないですが、馬も軽車両なので飲酒運転になります。


Q、 飲んでから何時間したら車に乗っていいの?

ビールなら○時間空ければ大丈夫とか、焼酎なら○時間などといわれることもありますが、何時間で大丈夫ということはできません。
なぜなら飲酒運転となるかどうかは時間で決まるものではないからです。
たとえば、血液中のアルコール濃度が平常になるまでにはだいたい7〜8時間程度といわれていますが、7〜8時間以上経ってアルコール濃度の基準値を下回っても酒酔い状態があれば飲酒運転になります。
酒酔い運転には数字による基準がないので微妙なところになってしまいますが、2日酔いなどの状態で運転していると飲酒運転になる可能性があります。
またアルコールが分解される速度にも個人差がありますので、一般的に言われる時間をそのまま自分に当てはめるのはおすすめできません。
少量の酒でも7割の人が平常時に比べ運転操作ミスが多くなったという実験結果もあるといったように、少量で自分は酔っていないと思っていても運転は絶対にしてはいけません。


Q、 飲酒運転で事故を起こした場合も自動車保険はおりますか?

一般的にいえばたいていの場合、被害者に対しては保険の被害者救済の立場から保険料はおりますがあなたに対しての保険料は、ほぼ間違いなくおりないでしょう。
自分自身の怪我や車の破損などは自己責任ですから補償がおりることはまずないと思っていいでしょう。
つまり飲酒運転では、対人賠償保険や対物賠償保険はおりますが、自分の車の車両保険や人身障害保険などはおりない可能性が高いと思われます。


Q、 お酒以外でも飲酒運転になる?

お酒以外のアルコール分を含むものにはブランデー、リキュールを用いた洋菓子・酒や酒粕を使う料理・栄養ドリンクなどがありますが、お酒でなくてもアルコール分を含んだものを摂取し酒酔いの状態が確認されれば飲酒運転になります。
たとえば、ウィスキーボンボンや奈良漬などを摂取しても酒気帯びと認められることになる可能性があります。栄養ドリンクにもわずかながらアルコール分を含んでいる場合があります。
またノンアルコールビールというのはあくまでお酒という基準に達するだけのアルコール分は含まれていないという意味で、アルコール分は含んでいるので注意が必要です。
アルコールの影響には個人差があるので注意が必要です。


Q、 近年の対策で少しは飲酒運転が減ったのか?

ここ数年、飲酒運転による悲惨な事故等もあり、飲酒運転のニュース等を眼にする機会も多いのでいっこうに飲酒運転が減らない印象をもたれている方も多いと思いますが、全体の件数としては減少しているようです。
飲酒運転による事故も平成9年の21289件に対し、平成19年では7558件と約3分の1に減少しています(警察庁統計)。


Q、 なぜ、いまだに飲酒運転をする人はいなくならないの?

この質問にはいろいろな理由が考えられるため、これが答えですといった答えは出せませんが、国立病院機構久里浜アルコール症センターの医師の調査によれば、飲酒運転の違反歴がある男性ドライバーのうち、ほぼ2人に1人はアルコール依存症の疑いがあるとの結果がでたそうなので、一概にモラルの問題の一言で片付けるのではなく、いろいろな角度から考えなくてはいけない問題といえるでしょう。


Q、 飲酒運転撲滅についての活動はどのようなものがありますか?

現在、日本で広く行なわれているものとしては「ハンドルキーパー運動」があります。「ハンドルキーパー運動」とは、 自動車で飲食店に行って飲酒する場合、仲間同士や飲食店の協力を得て飲まない人を決め、“飲まない人が、仲間を安全に自宅まで送る”運動で交通安全協会を含め、様々な団体が推進しています。また、団体ということで言えば世界の飲酒運転事情でもふれているMADD(Mothers Against Drunk Driving)が有名で、日本でもNPO法人MADD JAPANが飲酒運転撲滅にむけ積極的に活動しているようです。




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